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「子供部屋の広さと階段の位置」
2019年11月23日

子育てと家の間取りについてです。家づくりのきっかけはいろいろあると思いますが、多くの方は「子供のために」が多いのではないでしょうか。つかまり立ちをする7~8ヶ月ぐらいになると、もうそろそろ家を建てないと・・・という気持ちになります。家はどんな家を建てたいか?ではなく、どんな暮らしをしたいか?で変わります。ですので、これをきっかけに「どんな子育てをしたいか?」をご夫婦で話し合ってみると良いのではないでしょうか。

”帰ってきたらすぐに手を洗ってうがいをして家着に着替えてもらいたいと思っている”

”宿題は目の届くところで夕ご飯前までに終わらせてほしいと思っている”

例えばたったこれだけのご要望だけでも家の間取りは変わってくるのです。また子供の自立を早めたいなら、子供部屋はそれなりの広さが必要ですし、なるべく同じ空間で過ごす関係になりたいならリビングを広くし子供部屋を小さくするとよいでしょう。

現代は、圧倒的に親子が同じ空間で過ごす関係を望むパパママが多いのですが、私が子供の頃は今とはまったく考え方が違っていました。「自立心」なんて言葉が流行していて、おかあさんといっしょのコーナーでパジャマでおじゃまってコーナーご存知ですか?そのコーナーが始まったのが1979年だそうです。ひとりでなんでもできる子供に育てるというのが理想だったみたいです。ですのでその頃に建てられた家(30~40年前)の子供部屋は8~12帖ぐらいあり、またリビング階段は珍しい時代でしたので、どの友達の家に行っても、リビングを通らずに(親の顔を見ずに)自分の部屋に行けた家がほとんどだった記憶があります。今となっては信じられないですね。

それから30~40年の間に子育て論も変わり、「家族が同じ空間で仲良く」というのが当たり前になりました。家の間取りの考え方もリビング階段が増えるなど大きく変わりました。最近、ファミレスに行くと、高校生の男の子がお母さんと一緒に食事をしている光景を時々見かけます。なんか私の頃には考えられなかった光景です。やはり家の間取りが変わったことで日本の親子関係も変わったんあだなぁと思うのです。