クオレ・ホームの歴史は、住宅業界の消費者を食い物にする不誠実な経営に対する戦いの歴史です。
創業者である森本は、高いサービスの質が求められる東京の大手百貨店でサービス業の本質を学び、渡米して住宅についての知識と経験を積み、自ら設計士・ライティングコーディネーター・施工管理士・風水鑑定士などの各種免許を取得し、生まれ育った富山に戻りました。そこで目の当たりにした住宅業界の蛮行は、真のサービスを知る森本からすれば許せないことの数々でした。
森本は、心を大切にする住宅企業にしなければいけないという使命感に駆られ、イタリア語で「心」を意味する「クオレ」を入れて「クオレ・ホーム」を創業しました。
まず森本が取り組んだ改革は、価格の透明化でした。住宅業界では価格がわからないまま家づくりを始め、完成してみると予算より大きく膨れ上がっているのが当たり前とされていました。これに疑問を覚えた森本は、建坪(建築面積)から価格がほぼ決まり、お客様に価格に納得して頂いたうえで家づくりを始める仕組みを開発しました。実際、この安心価格システムは多くのお客様に喜んで頂け、弊社は富山を代表する住宅企業に成長することができました。
そして、この安心価格システムを取り入れたいという住宅企業からの依頼が全国から届くようになりました。今では、クオレパートナーとして安心価格システムの導入を支援し、全国に広まっています。住宅業界の透明化の歩みの始まりです。
しかし、住宅業界を透明にするだけでは十分でありません。住宅業界が透明になった先に、お客様にどんな嬉しいことがあるかが大切です。
住宅企業の仕事は、家を作り提供することだとされています。本当にそうでしょうか?家とはなんでしょうか?もし、家が雨風を防ぐためだけのものであるならば、原始人がそうしていたように洞窟でもよいかもしれません。
私たちは、現代の多忙で、情報があふれ、疲れやすい世の中で、家というのは住む人に癒しや安らぎを与える空間のことなのではないかと考えています。つまり、クオレ・ホームが提供しているのは家ではなく癒しです。私たちにとって家は、お客様に癒しを提供する1つの手段に過ぎません。
癒しはゆとりを生みます。そして、ゆとりから優しさが生まれるのだと思います。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私たちは「住宅業界を透明に変え、癒しをつくり、社会の優しさを増やす」をクオレ・ホームの目的あるいは存在意義として本気で信じ、今日も働いています