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「シンプルで見た目スッキリした家をつくるには」
2019年12月9日

よく住宅雑誌を読んでいると「お客様のご要望でシンプルでスッキリした家にしました」というような記事を見ます。そこに掲載されている写真を見てみると、「え?大丈夫?」と思う事があります。

皆さんは、どんな家がシンプルでスッキリだと思いますか?

『壁が白で統一され、凹凸のない壁面』

でも実はこれはシンプルでスッキリした家にはならないのです。雑誌に掲載した写真は完成したばかりですから、確かにシンプルに見えます。でも家具を置くとどうなるでしょう?例えば何もない壁に壁掛けテレビを付けたところを想像してください。

一見、シンプルに見えます。

ただテレビだけならよいのですが、お住まいになる時にはブルーレイなどの周辺機器も置かなければいけません。よって、テレビボード(テレビ台)を購入されることになると思います。その色は大丈夫でしょうか?その素材はまわりとの統一感があるでしょうか?せっかく白で統一したお部屋でもテレビボードの色が浮き上がって見えるとそれだけでシンプルではなくなってしまいます。

例えば冷蔵庫もそうです。何もないところに置く冷蔵庫と、壁の中に収納されているかのように置いてある冷蔵庫とではどちらがシンプルでスッキリに見えると思いますか?

シンプルでスッキリした家をつくられたい時は、

『完成した時には凹凸があるが、住んで家具などを置くとスッキリ見える家』を目指してください。

ちなみに私の家には本棚もカラーボックスなどは一切置いてなく、生活用品などは、すべて作り付けの造作家具内に収納されています。

一見シンプルに見えますが・・・

造作家具内に生活用品が収納されています。